今回は、私がインドに来て初めて知ったスパイスのひとつ、「シャージーラ」と呼ばれるクミンを使ったプラウ(ピラフ)を紹介します。

「シャージーラ」は「ロイヤルクミン」や「ペルシャクミン」とも呼ばれ、一般に出回っているクミンに比べ色が黒っぽく、強烈な香りは一般のクミンが持つ日向臭さがなく松の木の樹脂の匂いに近い感じです。匂いの強いマトンのカレーやお祝いの席の料理などで使われたりするそうです。値段は、一般のクミンが100g20ルピー(約50円)に対し、シャージーラは100g120ルピー(約300円)もします。
写真は、「シャージーラ」(左)と「一般のクミン」(右)↓

ちなみに、「シャー」はヒンズー語で「黒っぽい、ダークな」という意味なので、インド人に「シャージーラって何?」と英語で聞くと「ブラッククミンだ。」と説明してくれる人が多いのですが、一般に「ブラッククミン」というと「オニオンシード(「ニゲラ」とも呼ばれるようです。ヒンズー語では「カロンジ」)」のことを指すので、英語で書かれた料理の本やスパイスについての文献を読むとこんがらかって書かれているものもあるようです。(説明文で「ニゲラ」とあるのに写真は「シャージーラ」だったりとか、、。)
さて、この「シャージーラ」、初めはカレーに使ってみたくて買ったのですが、メイドのシャロンが「プラウ(ピラフ)に使っても香りが良くておいしいですよ。」というので、さっそく作ってみました。いつも作る「クミンのプラウ(ピラフ)」のレシピで作ってみたのですが、火を通した「シャージーラ」はナッツを炒ったような香ばしさが出て、マトンカレーの付け合せにしたらよく合いました。
値段も高いし香りも強いので一般のクミンのように頻繁に使うスパイスではないそうですが、いろいろな料理で試してみたいです。
Today I'd like to introduce an interesting new recipe for rice pilaf called Shajeera Pilau, or Royal Cumin Pilaf. Royal cumin is a darker, more intensely flavored spice than regular cumin, and is only used in special-occasion dishes, such as the pilaf recipe we're highlighting. While you can buy regular cumin for about 20 rupees (45 cents) for a hundred grams, its royal cousin costs SIX TIMES as much, or about 120rupees/100g. It becomes very aromatic when heated, with a fragrance that is a little smokey, a little piney. It would overwhelm most dishesthat call for cumin, so it should be used with care. I think it's going to be great fun experimenting with royal cumin! (Hi mom and dad!)
ブログ村に参加しています。
こんなプラウで食べるインドカレーもたまには良いかもね、と思われた方、
↓クリックしていただけると嬉しいです(^^*)

■シャージーラ・ピラウ(ロイヤルクミンのピラフ)■(4人分)
レシピはこちら↓

「シャージーラ」は「ロイヤルクミン」や「ペルシャクミン」とも呼ばれ、一般に出回っているクミンに比べ色が黒っぽく、強烈な香りは一般のクミンが持つ日向臭さがなく松の木の樹脂の匂いに近い感じです。匂いの強いマトンのカレーやお祝いの席の料理などで使われたりするそうです。値段は、一般のクミンが100g20ルピー(約50円)に対し、シャージーラは100g120ルピー(約300円)もします。
写真は、「シャージーラ」(左)と「一般のクミン」(右)↓

ちなみに、「シャー」はヒンズー語で「黒っぽい、ダークな」という意味なので、インド人に「シャージーラって何?」と英語で聞くと「ブラッククミンだ。」と説明してくれる人が多いのですが、一般に「ブラッククミン」というと「オニオンシード(「ニゲラ」とも呼ばれるようです。ヒンズー語では「カロンジ」)」のことを指すので、英語で書かれた料理の本やスパイスについての文献を読むとこんがらかって書かれているものもあるようです。(説明文で「ニゲラ」とあるのに写真は「シャージーラ」だったりとか、、。)
さて、この「シャージーラ」、初めはカレーに使ってみたくて買ったのですが、メイドのシャロンが「プラウ(ピラフ)に使っても香りが良くておいしいですよ。」というので、さっそく作ってみました。いつも作る「クミンのプラウ(ピラフ)」のレシピで作ってみたのですが、火を通した「シャージーラ」はナッツを炒ったような香ばしさが出て、マトンカレーの付け合せにしたらよく合いました。
値段も高いし香りも強いので一般のクミンのように頻繁に使うスパイスではないそうですが、いろいろな料理で試してみたいです。
Today I'd like to introduce an interesting new recipe for rice pilaf called Shajeera Pilau, or Royal Cumin Pilaf. Royal cumin is a darker, more intensely flavored spice than regular cumin, and is only used in special-occasion dishes, such as the pilaf recipe we're highlighting. While you can buy regular cumin for about 20 rupees (45 cents) for a hundred grams, its royal cousin costs SIX TIMES as much, or about 120rupees/100g. It becomes very aromatic when heated, with a fragrance that is a little smokey, a little piney. It would overwhelm most dishesthat call for cumin, so it should be used with care. I think it's going to be great fun experimenting with royal cumin! (Hi mom and dad!)
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こんなプラウで食べるインドカレーもたまには良いかもね、と思われた方、
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■シャージーラ・ピラウ(ロイヤルクミンのピラフ)■(4人分)
レシピはこちら↓
★シャージーラ(ロイヤルクミン)が見つからない場合は普通のクミンを使用してください。
【材料】 ※1cup=250ccアメリカサイズ
ギー(orサラダ油)・・・・・大さじ1
シャージーラ(ロイヤルクミン)・・・・・小さじ11/2
玉ねぎ(薄くスライスする)・・・・・1/2cup
バズマティライス・・・・・11/2cup
お湯・・・・・21/2cup
グリーンピース(生)・・・・・1cup
塩・・・・・小さじ1
コンソメキューブ(チキンブイヨンキューブでも)・・・・・1個※好みで。使わなくてもよい。
【作り方】
【1】深めの鍋にギーを熱し、シャージーラを入れ、香りが立ったら(30秒くらい)、玉ねぎを加えて茶色っぽくなるまで炒める。
【2】 バズマティライスを加え、米にまんべんなく油が行き渡るように炒める。
【3】お湯・グリーンピース・塩・コンソメキューブを加え、沸騰したら弱火にして蓋をし、15分~20分程度煮る。出来上がり^^。
【材料】 ※1cup=250ccアメリカサイズ
ギー(orサラダ油)・・・・・大さじ1
シャージーラ(ロイヤルクミン)・・・・・小さじ11/2
玉ねぎ(薄くスライスする)・・・・・1/2cup
バズマティライス・・・・・11/2cup
お湯・・・・・21/2cup
グリーンピース(生)・・・・・1cup
塩・・・・・小さじ1
コンソメキューブ(チキンブイヨンキューブでも)・・・・・1個※好みで。使わなくてもよい。
【作り方】
【1】深めの鍋にギーを熱し、シャージーラを入れ、香りが立ったら(30秒くらい)、玉ねぎを加えて茶色っぽくなるまで炒める。
【2】 バズマティライスを加え、米にまんべんなく油が行き渡るように炒める。
【3】お湯・グリーンピース・塩・コンソメキューブを加え、沸騰したら弱火にして蓋をし、15分~20分程度煮る。出来上がり^^。
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この記事へのコメント
うちにもブラッククミンがあって何をしようかとおもっていたのでこれ作ってみます。
オニオンシードも私、大好きなんですけど
トルコではお菓子の上に乗ってたりしてました。
ところでこのピラウにあうのはやっぱりカレーですか????
オニオンシードも私、大好きなんですけど
トルコではお菓子の上に乗ってたりしてました。
ところでこのピラウにあうのはやっぱりカレーですか????
このプラウ、インド料理以外の組み合わせをまだ試したことがないのですが、スパイスを使った香りも味も強い料理の付け合せとして食べると良いと思います。
マトンカレー、パニールカレー、スパイスをまぶして焼いた魚などとはよく合いましたよ^^。
オニオンシード、香ばしくておいしいですよね。初めゴマだと思ってたんですが、、、、インドではよくナンに混ぜ込んで焼いたりします。
マトンカレー、パニールカレー、スパイスをまぶして焼いた魚などとはよく合いましたよ^^。
オニオンシード、香ばしくておいしいですよね。初めゴマだと思ってたんですが、、、、インドではよくナンに混ぜ込んで焼いたりします。
サワディ~カ~
メモメモ・・・買ってかえろ~っと、
お勧めがあれば教えてね、・・・オニオンシード、ナンに混ぜて・・・ムム
今度きっと・・・ムンバイに・・行きたい・・・。
インドから帰ってから作ります。
メモメモ・・・買ってかえろ~っと、
お勧めがあれば教えてね、・・・オニオンシード、ナンに混ぜて・・・ムム
今度きっと・・・ムンバイに・・行きたい・・・。
インドから帰ってから作ります。
はじめまして、最近こちらのブログを知り、まずはどの料理を作ってみようか悩んでいるところです。
で、シャージーラですが、もしかしてキャラウェイ・シードの事ではないでしょうか?
ネットで検索したところ、Caraway Seeds (Shajeera)と紹介しているところもありましたし、都内のスパイス屋さんのページではCaraway (Shahl Jeera)と表記されていました。
で、シャージーラですが、もしかしてキャラウェイ・シードの事ではないでしょうか?
ネットで検索したところ、Caraway Seeds (Shajeera)と紹介しているところもありましたし、都内のスパイス屋さんのページではCaraway (Shahl Jeera)と表記されていました。
2006/04/23(日) 21:44 | URL | りっぴ #Y3WyKWc6[ 編集]
インドのお勧めはやっぱりスパイス類とお茶ですかね~^^。
特にインドのサフランは「Kasmiri Kesar(カシミリ・ケサール)」というカシミール地方のものが世界でも高品質とされていて、値段も他の国で買うより安いです^^。
楽しい旅行になりますように^^。
特にインドのサフランは「Kasmiri Kesar(カシミリ・ケサール)」というカシミール地方のものが世界でも高品質とされていて、値段も他の国で買うより安いです^^。
楽しい旅行になりますように^^。
こんにちは~^^!
私も「キャラウェイシード=シャージーラ」とあるサイトを見たことがあります。
正直なところ、私も確信できていないのですが、インド人料理研究家が書いたインド料理の本を読むと「キャラウェイシードとは似て非なるもの」となっているのです。
ただ、英・ヒンズー語辞典では「caraway」も「cumin」も「ジーラ」と出ています。またヒンズー・英語辞典では「ジーラ」は「cumin」で、「シャージーラ」は「Perxian cumin」なのです。
で、英語のサイトを見ると、Perxian cuminはキャラウェイと出てたりするのですが、あるサイトでは違うもの、とあるので、私としてはキャラウェイと断定できないでいるのです。
本当のところ、どうなのかとても興味があります。
私も「キャラウェイシード=シャージーラ」とあるサイトを見たことがあります。
正直なところ、私も確信できていないのですが、インド人料理研究家が書いたインド料理の本を読むと「キャラウェイシードとは似て非なるもの」となっているのです。
ただ、英・ヒンズー語辞典では「caraway」も「cumin」も「ジーラ」と出ています。またヒンズー・英語辞典では「ジーラ」は「cumin」で、「シャージーラ」は「Perxian cumin」なのです。
で、英語のサイトを見ると、Perxian cuminはキャラウェイと出てたりするのですが、あるサイトでは違うもの、とあるので、私としてはキャラウェイと断定できないでいるのです。
本当のところ、どうなのかとても興味があります。
ご回答ありがとうございます。やはり、現地には現地しかないものってありそうですよね。
私も「価格が6倍」とあったので、「キャラウェイはそこまで高くないしなぁ?」と思ってはいたのです。
そういえば、海外の和食本には「みりん」と「バルサミコ」を一緒くたにしているものもあるってTVで見たことがありますね。
私も「価格が6倍」とあったので、「キャラウェイはそこまで高くないしなぁ?」と思ってはいたのです。
そういえば、海外の和食本には「みりん」と「バルサミコ」を一緒くたにしているものもあるってTVで見たことがありますね。
2006/04/25(火) 08:03 | URL | りっぴ #Y3WyKWc6[ 編集]
「みりん」と「バルサミコ」ですか!?面白いですね~。
本来のレシピとは違ったものが出来るのでしょうが、それが新しい美味しさの発見につながったりして、、^^。
手持ちのみりんが少なくなってきてるので、バルサミコで代用、試してみようかしらん^^。
本来のレシピとは違ったものが出来るのでしょうが、それが新しい美味しさの発見につながったりして、、^^。
手持ちのみりんが少なくなってきてるので、バルサミコで代用、試してみようかしらん^^。
パンプキンさん、ご無沙汰してます。日本でダイヤルアップだったので巡回を諦め、ベルリンに戻ってようやくあちこち巡回中です。
ところで、ドイツでもこの2種類は紛らわしくていつも「どっちだったっけ?」となってしまいます。ドイツ語ではキャラウェイはキュンメルといい、クミンはクロイツキュンメルというので混同しやすいです。
上のを読むと異説もあるようですが、私がいつも参考にしているハーブとスパイスに特化したオンライン事典、こちらはもともとはドイツ語なのですが英語も使えることがわかったので、これをご紹介しておきますね。http://www.uni-graz.at/~katzer/engl/index.html ここは一気に日本語名を知ることが出来るので重宝してますが、考えてみればヒンディー語の名称も載っているわけで、世界中で役に立ちそうなサイトです。
よろしかったらどうぞ。
ところで、ドイツでもこの2種類は紛らわしくていつも「どっちだったっけ?」となってしまいます。ドイツ語ではキャラウェイはキュンメルといい、クミンはクロイツキュンメルというので混同しやすいです。
上のを読むと異説もあるようですが、私がいつも参考にしているハーブとスパイスに特化したオンライン事典、こちらはもともとはドイツ語なのですが英語も使えることがわかったので、これをご紹介しておきますね。http://www.uni-graz.at/~katzer/engl/index.html ここは一気に日本語名を知ることが出来るので重宝してますが、考えてみればヒンディー語の名称も載っているわけで、世界中で役に立ちそうなサイトです。
よろしかったらどうぞ。
お帰りなさーい!日本の美味しいものをたくさん持ち帰られましたか?早速ブログのほうにもお邪魔しますね!
ところで、このサイト、便利ですね~!ここではロイヤルクミンとキャラウェイが別物になってますね。私もそう思います。手持ちのロイヤルクミンとキャラウェイも味が全く違います(キャラウェイのほうがミント味が強い)が、同じものでも産地の違いで味が異なることがあるからなぁ、なんて考えていたのです。
あれからいろんなサイトをチェックしてたのですが、日本語のサイトに両者を混同しているものが多いと思いました。教えていただいてありがとうございます!
ところで、このサイト、便利ですね~!ここではロイヤルクミンとキャラウェイが別物になってますね。私もそう思います。手持ちのロイヤルクミンとキャラウェイも味が全く違います(キャラウェイのほうがミント味が強い)が、同じものでも産地の違いで味が異なることがあるからなぁ、なんて考えていたのです。
あれからいろんなサイトをチェックしてたのですが、日本語のサイトに両者を混同しているものが多いと思いました。教えていただいてありがとうございます!
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